「Z CAM S1」4K360°ライブ配信な小型360度VRカメラ

注目の業務用小型ハイエンド360度VRカメラ「Z CAM S1」を紹介いたします。2017年3月以降にジュエ株式会社で取り扱いがスタートします。「Z CAM S1」の主な特長を10個にまとめました。小型ながら6K360度動画を撮影できます。

4Kライブストリーミング配信やデータ転送が可能です。HDMI×4ポートやAPIが公開されているギガビットイーサネットポートを利用することでカメラを操作できます。リアルステッチやライブストリーミング配信用にカスタマイズできる業務用小型ハイエンド360度VRカメラです。

内蔵バッテリーによる2時間動作、ACを利用すれば4時間の連続動作できることも魅力です。スポーツカムを利用した360度システムより、ポスプロ業務やライブ配信に優れています。他にもリアルタイムステッチ用のソフトウェアなどが提供される可能性もあります。実物が入手できましたら、改めて確定した情報を紹介をいたします。

 

360度VRカメラ「Z CAM S1」10個の特徴

① カメラシンク機能により撮影データのフレームが完全に同期
② 高品質な190°フィッシュアイ10層ガラスレンズで歪みやゴーストやフレアを低減
③ 6K30fps~4K60fpsの全天球360度動画の撮影可能
④ アルミニウム合金によるフルメタルハウジングにより高い放熱性と安定性を実現
⑤ 1080p60fpsビデオ出力に対応したHDMI×4ポート搭載
⑥ ギガビットイーサネットポートのフルセットオープンAPIを公開、データ転送、ライブストリーミング配信、各種機能を外部コントロール可能
⑦ カメラやレンズのインフやホワイトバランスの調整、4台のカメラで均等な画質を実現
⑧ 内蔵バッテリで最大120分の連続動作可能
⑨ 4つのAmbarella A9 S75 プロセッサーと4つのSony EXMOR CMOS イメージセンサーを一つのPCB基板に統合し小型化を実現
⑪ MicroSDではなく、SDカードが使える

 

「Z CAM S1」それぞれの機能を紹介

カメラシンク機能により撮影データのフレームが完全に同期

360度動画をステッチする場合は、動画フレームの同期が重要です。シンク機能により撮影開始のフレームがぴったり一致します。1コマ単位で一致します。GoPro Omniもシンク機能があり非常に使いやすく人気の機能です。ステッチの品質が上がります。

高品質な190°フィッシュアイ10層ガラスレンズで歪みやゴーストやフレアを低減

360度カメラの多くは、広角なフィッシュアイレンズ(全周魚眼)を採用しています。粗悪なフィッシュアイレンズを使用すると、端の歪みやゴーストやフレアが発生しやすいです。発生するとステッチの品質が下がります。レンズがどれくらい高品質なのか期待です。

6K30fps~4K60fpsの全天球360度動画の撮影可能

小型タイプながら6K30fps~4K60fpsで撮影できます。激しい動きを伴う撮影は4K60fpsで対応でき、画質を高めたい場合は6K30fpsで撮影できます。Youtube等の8K再生は重すぎるため、この6Kという仕様はなかなかバランスの良い設定です。

アルミニウム合金によるフルメタルハウジングにより高い放熱性と安定性を実現

スポーツカムのタイプの弱点は発熱による撮影の停止です。10分以上の撮影となると発熱のため不安定になります。「Z CAM S1」は、最大で120分連続撮影ができます。長回しが可能です。イベントなどで使いやすい耐久性です。

1080p60fpsビデオ出力に対応したHDMI×4ポート搭載

HDMIによる外部出力が可能なのです。HDMIポートで出力した映像をパソコンのキャプチャーユニットに送り、リアルタイムステッチやライブ配信など拡張性に優れています。またどのカメラがどの範囲を撮影しているかなど、HDMIから出力してチェックできるはずです。

ギガビットイーサネットポートのフルセットオープンAPIを公開、データ転送、ライブストリーミング配信、各種機能を外部コントロール可能

ギガビットイーサネットポートのフルセットオープンAPIを利用して、撮影データを転送したりライブストリーミング配信用のデータとして送信できます。外部からISOやブライトネス、シャープ、コントラストなどの補正も操作できます。業務用としてさまざまなカスタマイズができることが魅力です。

カメラやレンズのインフやホワイトバランスの調整、4台のカメラで均等な画質を実現

GoProなどは、カメラ個別で色合いが微妙に異なります。GoProを複数台使用する場合はカラーをFlatでCMOSのままの色で撮影します。一般的なスポーツカムを複数台組み合わせたシステムは、それぞれのカメラの色が微妙に異なる問題があります。「Z CAM S1」はメーカ出荷前にインフやカラーバランスなどが、それぞれ一致するように調整します。360度カメラを利用する側として、本当にありがたいことです。

 

内蔵バッテリーで最大120分の連続動作可能

内蔵バッテリーで6K360度撮影が120分できる安心感は大きいです。機動力、高めです。

4つのAmbarella A9 S75 プロセッサーと4つのSony EXMOR CMOS イメージセンサーを一つのPCB基板に統合し小型化を実現

各種カメラユニットは一つのPCB基板に統合することで、小型化を実現しています。小さいということは、カメラの視差を最小に抑えられるということです。高品質ですがシネマカメラなどはカメラが大きいため、視差も大きくなります。近距離の撮影が苦手です。「Z CAM S1」は、高画質に6Kで撮影できつつ小型という仕様は、やはり注目に値します。

MicroSDではなく、SDカードが使える

スポーツカムタイプの360度カメラはMicroSDが多く速度の面でもデータの堅牢性も不安が残ります。小さくて抜き差しも困難です。「Z CAM S1」SDカードが使えます。うれしい。

 

「Z CAM S1」はどこが製造しているのか

「Z CAM S1」は、クラウドファンディングでスタートしたプロダクトですが、小型で高画質なカメラユニットを開発しているImagineVision Technologyが企画しています。Z Camera E1 Miniなどを発売して話題を集めた実績を持ちます。開発する技術力がある会社です。

「Z CAM S1」サンプルで撮影した元画像データなどもネットで公開されています。Youtubeサンプルの360度動画を見ることができます。特に3本目の映像が凄すぎです。

 

「Z CAM S1」専用のリアルタイムステッチソフトや、ライブストリーミング配信用のソフトも提供されます。これには期待です。

 

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