2017年2月15日にKolor Autopano Videoが2.6にバージョンアップしました。Kolor Autopano Videoとは、GoProが買収したフランスの360度動画専用のビデオステッチソフトウェアです。今は実質的にGoPro純正のステッチソフトになります。360度動画専用のビデオステッチソフトウェアは、複数の動画を分析してビデオ全体をつなぎ、色、水平、マスキングの調整といったポスプロ作業が可能です。
Kolor Autopano Video 2.6にバージョンアップ
今回Kolor Autopano Video Pro 2.5.3からKolor Autopano Video 2.6に、マイナーかメジャーか分からないアップデートですが、Kolor Autopano Videoを使用している360度撮影関係者は、今回のアップデートをとても高く評価しています。Kolor Autopano Video 2.6以前のバージョンを使っている人がいましたら、必ずKolor Autopano Video 2.6にアップデートしましょう。
実はKolor Autopano Video 2.6になり、大幅にステッチングの性能が向上しました。メーカーの告知ページでは、GoPro Omni Importer(撮影した動画の自動取り込みツール)の新機能が大きく紹介されています。GoPro Omni Importerにて対応していなかった静止画像の360度自動ステッチに対応したことや、GoPro Omni Importerのブレンドオプションやインターフェースの改善が行われました。実はこれらは、あまり大した機能ではありません。待っていた人もいるとは思いますが。。。。
あとはAdobe Premiere Pro CC用のVRプラグインであるGoPro VR HorizonとGoPro VR Reframeも改良されたようです。GoPro VR HorizonとGoPro VR Reframeは同じような機能のプラグインで、ステッチ後の360度動画のヨーやピッチやロールを調整変更できるソフトです。今回のバージョンアップでは、滑らかさが強化されたようです。
Kolor Autopano Video 2.6
http://www.kolor.com/2017/02/15/video-stitching-software-autopano-video-2-6/
Kolor Autopano Video 2.6 実はステッチ性能が大幅に向上
メーカーページではほとんど紹介されていないステッチの機能の向上について紹介します。本当の素晴らしさはステッチの性能が上がったことです。かなりビシッとステッチされるようになりました。以下同じファイルを同条件でステッチしました。
↓
Kolor Autopano Video Pro 2.5.3のステッチ
Kolor Autopano Video 2.6のステッチ
まず何も設定していない自動的にステッチした状況で水平がピタッと取れています。カメラとカメラの間のステッチのズレも、調整を入れなくてもきれいに一致している箇所が見られます。素晴らしくステッチ性能が向上しました。
ジュエ株式会社では、Kolor Autopano Videoを使用した360°撮影・編集セミナーなどを提供しています。自薦的な360度撮影のワークフローに興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。1日で360度撮影業務の基本的な技術が身に付きます。
360°撮影・編集セミナー
https://jouer.co.jp/distinations/360-douga-seminar/
Kolor の正規代理店として、Kolor Autopano Videoの販売(ソフトウェアのライセンス販売)も行っておりますのでお気軽にご連絡ください。