最終更新日 2026年6月2日
イマーシブ巨大スクリーン向けVR撮影とISD simによる事前検証
ジュエ株式会社は、ハイエンドVR撮影とイマーシブスクリーン向け映像制作を行っています。大型LED、ドーム、超ワイドスクリーン、360°パノラマシアターでは、完成後に映像がどう見えるかを事前に判断することが難しく、撮影方法やコンテンツ設計にも大きく影響します。見え方に課題はありませんか。ジュエ株式会社では豊富な撮影経験に加えて、スクリーン上での見え方を事前に検証できるISD simを導入しています。
近年は、HMD向けVRだけでなく、SphereやCosmに代表される巨大没入型スクリーン、i-RideやFlyOverのようなフライングシアターなど、空間全体で映像を体験する市場が広がっています。市場でも評価は高いようです。
Sphere
https://www.thesphere.com/
i-Ride / FlyOver
https://www.brogent.com/
長年のVR撮影経験があっても、大型スクリーンによる表示がどのように見えるのかとても難しい課題です。スクリーンの形状やサイズ、視聴位置、映像の画角によって、最適な撮影方法やコンテンツ設計は大きく変わります。十分な経験があっても表示してみなければ分からない部分が残ります。さらにプロジェクトチームには企業、広告代理店、制作会社、施工会社など、さまざまな立場により認識のズレが生まれやすくなります。
ISD simでは、キューブ型、ドーム型、円筒型、球面型など、さまざまなスクリーン形状を仮想空間内に再現できます。 映像を投影し、視聴位置やスクリーンサイズを変えながら、実際にどのように見えるかをリアルタイムで確認できます。 これにより、撮影前に必要な画角、見せたい範囲、隠せる範囲、視聴位置ごとの見え方を関係者間で共有できます。実際にISD simを使って説明します。
スクリーンへの投影をシミュレーションできるISD sim
幅4m×高さ4m×奥行4m程度の3面キューブ型スクリーンの体験ブースを作りたいとします。そこでは、大自然を楽しむとしましょう。流す映像はこのようなものです。この映像がどう見えるか想像してみてください。正面に森、左右に河川敷をぼんやりイメージします。
約4m×4m×4mのキューブ型スクリーンの中央からキューブマップを展開しました。ユーザーは着席を想定して1mの目高です。
1m(着席)のユーザー目線はこうです。まるで川の中で体験がよくありません。スクリーンに対して、キューブマップもしくはエクイレクタングラーとして正しい投影方法ですが、サイズや視点によりこのような結果になります。実際に体験するまでは、想像できない問題です。
仕組みを簡単に説明します。エクイレクタングラーやキューブマップを単純に表示したときは、それらスクリーンの中央から見た場合に正しく映像が見えます。先の投影は中央2mの位置に最適化されていました。次は人の1mの視野に合わせて投影を調整してみましょう。以下のように水平線が自然になりました。
Aのユーザー目線に切り替えてみます。ユーザーの目線もより自然です。ユーザー目高を1mと想定すると、このような表示エリアが適していると推測できました。
さてこの映像は、どれくらいの範囲が投影されているのでしょうか。グリット機能をONにします。上は60°、下は-20°ぐらいの視野角です。撮影としては、事前にこの情報がわかるだけも素晴らしいことです。
横面はこんな感じです。キューブ型で3パネルなので270°(片側135°)です。
元のエクイレクタングラー形式で投影される部分に色をつけます。撮影時にどのエリアが投影に使われるかビジュアル的に理解できます。ISD simを使用することでたくさんの事前情報が得られました。
見え方のバリエーションを体験してみる
次はいろいろな見せ方のバリエーションを体験してみましょう。例えば、キューブ型のコの字はつまらない。もっとワイドにしてみよう。床面パネルも設置してみよう。空がある方がよいのかも検討したいとします。横を8mにしました。床面もスクリーンを設置しました。
Aの視線からみます。足元に水があり没入感も高いです。床面までスクリーンがあることで、川の中という没入感が向上しました。
今度は天井スクリーンだけ設置しました。空への抜けが良くなり、開放感が高くなりました。天井や床のどちらも悪くない選択です。
このスクリーンを端から見たらどう見えるか?という疑問も検証してみましょう。このBから映像を見たとします。角はどう見るでしょうか。
投影するポイントが中央にあるため端から見た場合は、基本的に歪みを感じます。しかしこのコンテンツに関しては歪みの影響を受けにくいことがわかります。ほぼ気になりません。
端からみた左方向も良い感じです。端から見ても楽しめる柔軟な構成になっています。本Web掲載は画像ですが、8K60Pの動画再生をしながら自由に動作できます。実際には動画でリアルタイムに確認できることも特徴です。
特殊な没入型スクリーンに対して映像がどのように表示されるのか理解が深まってきました。このようにISD simを利用することで、さまざまなスクリーンで没入型映像がどのよう見えるかを共有できます。このようなスクリーンがいい!このような映像が素晴らしい!このような範囲が重要など関係者で認識を共有できます。
ISD simスクリーンの仕様に関してはこちら
ほかにも様々なタイプのスクリーンに対応しています
https://jouer.co.jp/news/immersive-screen-design-simulator/
ジュエ株式会社は、バーチャルプロダクションを含むシネマカメラ撮影から、イマーシブドーム、超ワイドスクリーン、360°パノラマシアター向けのコンテンツ制作まで、一貫してサポートいたします。施設新設時の検証用コンテンツから、既存ドームのリニューアル映像まで幅広く対応可能です。
イマーシブ施設向けの360°・広視野角スクリーンコンテンツ撮影は、ぜひジュエ株式会社にご相談ください。ジュエ株式会社では豊富な撮影経験に加えて、スクリーン上での見え方を事前に検証できるISD simを導入しています。



































