# 概要
車両搭載VR撮影におけるシネマカメラ/12K360°比較と実装支援
## 目的・課題
フラッグシップ級のシネマカメラとシネマ品質の魚眼レンズの組み合わせ、ならびにフラッグシップ級の12K 360°カメラの車両搭載比較テストに向けに、レンズの調整および設置作業とVRカメラユニットの手配を担当しました。主な課題は以下のとおりです。
– フラッグシップ級の12K 360°カメラとカスタムVRレンズのいずれが最適か
– シネマカメラに最適な魚眼レンズの組み合わせと設定
– 高重量カメラの安全な設置に向けたジグ/マウント設計
## 対応・実施
対象となるフラッグシップ級シネマカメラの仕様に基づき、シネマ品質の魚眼レンズの仕様と設定を調整。特殊かつ大型の魚眼レンズであるため、運用上の取り扱いに注意が必要でした。当日は技術スタッフとして撮影に参加し、比較用の12K 360°カメラについても車載用ジグ/マウントを提供。各機材を撮影スケジュールに合わせて現地手配し、カメラ周りの技術サポートを実施。テストによる品質評価を得て、本番撮影が実施されました。
## 運用体制
– 撮影チーム:放送会社様
– レンズレンタルおよび技術スタッフ:ジュエ株式会社
## 補足
近年は各種規制により、実車を用いたシーンの撮影が難しくなっています。バーチャルスタジオの発展に伴い、多くの車両シーンはバーチャルスタジオへ移行しており、高輝度・高精細なLEDウォールが活用されています。そのため、シネマクラスの広視野角背景素材の需要が高まっています。
ジュエ株式会社は、2016年にNTTドコモMV LIVE for YOU Ver.の360度カメラ制作を担当し、シネマカメラを用いたVR撮影を10年近く継続しています。2025年には世界初の大判グローバルシャッターを搭載したV-RAPTOR Xを導入。VR撮影は小型・中型・大型のVRカメラに加え、シネマカメラを用いたVR撮影や空撮ドローンVR撮影にも対応しています。機材レンタルにも対応しており、予算に合わせた最適な提案が可能です。お気軽にお問い合わせください。