超広視野角かつ超高解像度(VR換算12K〜16K)のリアルタイムプレビューシステムの技術実証及び性能検証を実施:医療・教育現場に最適

ジュエ株式会社はVR関連システムのカメラ及びシステム開発を行って負います。今回は、超広視野角かつ超高解像度(VR換算12K〜16K)のプレビューシステムの技術実証及び性能検証を実施しました。HMDを用いずにワイドモニターから直感的に視聴でき、同一ネットワーク内の複数端末で共有しても遅延は1秒前後に抑えられることを確認しました。

本システムは、従来の360°VR映像が抱える「高解像度でも視野当たりの画素密度が不足し画質が荒く見える」という課題を解消することを目的としています。VR換算12K〜16Kの超高精細映像を180°以上の広い視野角でリアルタイム配信し、細部までクリアな映像を共有可能です。HMDを使用せずにドラックして自由方向で視聴できます。

構成はシンプルで、LAN環境に接続したPCのみで運用できるため、医療現場や教育現場などでも導入ハードルが低いでしょう。今回の検証ではLAN環境ですが、通信ネットワークでの動作やカスタマイズや他のシステムとの組み合わせも可能です。もちろんHMDの対応や、テスト運用や導入のご相談を含め、お気軽にお問い合わせください。

・検証環境
カメラ/レンズ: 8 Kセンサー+広視野角レンズ
被写体: 医療・教育現場を想定し、テーブル上に各種小物・チャートを配置
視聴端末: 2560 × 1080 pxワイドモニター
通信: ローカルLAN

・検証結果
観察対象 解像度感
フラットケーブルの配線 一本一本を識別可能
細かい印字文字 判読に十分
カラーチャート目盛 1 mm単位まで視認

横方向に180°以上を一望でき、従来の360°カメラでは難しい細部の確認できました。

 

超高解像度(VR換算12K〜16K)のプレビューシステムの技術実証及び性能検証を実施

手前にカメラ(広視野角レンズ)です。医療現場や教育現場を想定して、机の上にさまざまな物体を配置しました。どこまで見えて、どこまで解像するでしょうか。

カメラ映像は8Kで水平視野角は220°です。VR換算(エクイレクタングラー展開)で220°は360/220×8K=約12.6Kです。例えばレンズを180°にすれば、360/180×8K=約16Kとなります。同様のシステムで動作しますのでレンズを交換すれば16Kとなります。

VR表示(360°内を2Dカメラで自由に見ているような映像)のためには、エクイレクタングラーへの変換が伴います。そのためVR換算で解像度を表現することが多いです。元は8K映像ですが、レンズの視野角を含めてVR換算表示すると12K解像度となります。

以下がリアルタイムプレビューです。8Kの映像を正しくVR形式で表示するためにはレンズの視野角に応じて、余白(黒)部分も同時に扱う必要が出てきます。

このような超高解像度により、どのような解像度感が得られるのかを検証します。


同一ネットワーク内から、2560×1080ピクセルのワイドモニターでリアルタイム視聴します。各システムで同様に映像を受信できVR表示をマウス時自由に操作できます。


以下はモニター画面のスクリーンショットです。クリックで実際の解像度で確認できます。

横を見ると180°以上の視野角があります。目の前にあるテーブルはすべて見えています。クリックで実際の解像度で確認できます。

実際に細部を見てゆきます。通常の360°カメラでは読み取りが難しい画質になるでしょう。クリックで実際の解像度で確認できます。

カメラのケーブル部分をズームアップしました。フラットケーブルの配線が1つ1つ見えます。肉眼に近い解像度でしょう。クリックで実際の解像度で確認できます。

手前の細かい文字なども十分読めます。クリックで実際の解像度で確認できます。

カラーチャートのメモリを見てみます。1mmまで認識できます。つまり卓上を1mmレベルで認識できます。クリックで実際の解像度で確認できます。

以上のように十分な解像度があることが技術実証及び性能検証できました。実際の動画がこちらです。このようにネットワーク内のシステムから自由に超広視野角かつ超高解像度を視聴できます。

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本システムは、従来の360°VR映像が抱える「高解像度でも視野当たりの画素密度が不足し画質が荒く見える」という課題を解消することを目的としています。VR換算12K〜16Kの超高精細映像を180°以上の広い視野角でリアルタイム配信し、細部までクリアな映像を共有可能です。HMDを使用せずにドラックして自由方向で視聴できます。

 

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