VEGA-2002(V2)は、HDMIやSDI入力が付いた多機能なエンコーダーです。H264/H265への対応や配信プロトコルRTSP/RTP/RTMP/HLS/TS over IP/SRT対応に加えて、さらにNDI HX対応です。
OBSやNDIコンバーターなどで、ちょっとNDIが不安定だと感じている人は、VEGA-2002(V2)を是非お試しください。4K60Pでも安定した動作を確認しております。
NDIとは
https://ndi.video/tools/ndi-tools/
NDIは、Network Device Interfaceという言葉の略で、NewTek社によって開発されたネットワーク上での高品質なビデオとオーディオの共有を可能にする技術です。このプロトコルを使用すると、デバイスは同じネットワーク上に存在する他のデバイスからリアルタイムでビデオやオーディオを受信または送信できます。
VEGA-2002とは
https://digitalhobby.biz/product/vega-2002-4k-sdi-srt-ndi-h265/
HDMIやSDIから入力された映像をリアルタイムでH264/H265へエンコードを行い、さまざまなプロトコルへ変換して出力できます。HDMIやSDI出力をもつカメラや映像機器からVEGA-2002(V2)へ映像を入力することで、NDIへすぐに変換できます。NDI非対応のカメラでもNDIカメラとして利用できます。
VEGA-2002のレビュー使い方を紹介
https://jouer.co.jp/srt-h265hevc-vega-2002-4k60p/
ADVANTECH(アドバンテック)の高性能な4K60pライブストリーミング配信エンコードVEGA-2002を紹介します。産業向け製品であり、安定した動作が魅力です。本記事では、4K60pにてSRT&H265(HEVC)で配信テストを行います。
実際にVEGA-2002(V2)のNDI使ってみる
VEGA-2002の基本的な使い方は前回記事を参考にしてください。
https://jouer.co.jp/srt-h265hevc-vega-2002-4k60p/
基本設定完了後に、管理画面にブラウザーからログインしてEnable NDI HXにチェックを入れるだけで、設定完了です。
カメラから、HDMIにて4K60P映像を入力します。映像の入力されるとNDIが流れます。準備はこれだけです。
NDI HX対応であり、ビットレートの指定もできます。利用しているネットワークの品質に合わせてビットレートを調整できます。
①カメラから4K60Pの映像がHDMIで、②VEGA-2002(V2)に入力され、③LANケーブルからルーターへ、④⑤ルーターから2台のPCへNDIで映像が送受信されています。※2枚並んだモニターは別々のPCの画面です。
ローカルネットワーク内であれば、4K60Pの映像が約300msで受信できました。超低遅延ではありませんが、十分な速度で映像が表示されています。
HDMIをSDIなどにすれば、カメラケーブルの引き回しもできます。SDI入力からもすぐにNDIとして映像が流れます。とても簡単です。
パソコンにキャプチャーユニットをつけて、OBSなどソフトウェアでNDIへ変換して利用もできますが、ソフトウェアでの処理は不安定なことが多く、VEGA-2002のように専用のハードウェアを利用することで、そういった不安がなく利用できることがメリットです。また1回だけ設定すれば、あとは映像を入力するだけで、何も設定をせずにネットワークへNDI映像が流れはじめます。
例えば、SonyのカメラからHDMIをつなげば、すぐにNDIとして映像が送信されます。こういったハードウェア系のエンコーダーは、電源を入れて接続すれば安定して動くことが魅力です。
ジュエ株式会社では、EGA-2002の販売、導入支援、技術サポート、レンタルなども提供しております。お気軽にご相談ください。