ジュエ株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:山崎友一朗)は、2023年7月初旬よりロボットやAIソリューション向けに、送信側カメラから受信側モニターへの表示遅延を50ms以下(実測41.5ms)に抑えたMONTE(モント)シリーズ極低遅延3D立体視VRカメラシステム「RoboScope ZeroDelay」の提供を開始いたします。
「RoboScope ZeroDelay」は、違和感のない3D立体視を実現し、極めて低遅延で表示されるため、ロボットの頭部やAIソリューションへの組み込み、テレプレゼンス、遠隔医療、工業用ロボット、自動運転車、ドローン、セキュリティ・監視システム、遠隔医療への組み込みに最適です。
ジュエ株式会社は、引き続き最先端の技術開発に努め、ロボットやAIソリューションなどの分野でお客様に最適なソリューションを提供できるよう、努力を重ねて参ります。
【特長】
違和感の少ない3D立体視
リアルタイムでVR形式(エクイレクタングラー)に変換
極低遅延50ms以下(実測41.5ms)で映像伝送
各種ヘッドマウントディスプレイ(HMD)に対応
幅広いネットワーク環境で動作
約18000キロメートル長距離でも安定した映像伝送
各種カスタマイズ可能
【詳細】
▼違和感の少ない3D立体視を実現
220°広視野角レンズ×2台を人間の瞳孔間距離(PD)と同じ65mmで配置することにより、違和感のない3D立体視を実現しています。
▼リアルタイムでVR形式(エクイレクタングラー)に変換
220°広視野角レンズ×2台の映像をリアルタイムでVR形式(エクイレクタングラー)に変換します。受信側にてHMD(ヘッドマウントディスプレイ)で視聴することで、3D立体視で視聴できます。
▼極低遅延50ms以下(実測41.5ms)で映像伝送
4K120fps相当の3D VR180映像を極めて低遅延(50ms以下)で送受信できます。これは送信側カメラから受信側モニターへ表示されるまでの遅延を測定したものです。東京都内に構築したサーバーを経由して再び東京都台東区で映像を受信しました。詳細な検証結果は、以下の参考検証記事でご覧いただけます。
https://jouer.co.jp/ultra-low-latency-4k-3d-vr180-camera-system/
▼各種ヘッドマウントディスプレイ(HMD)に対応
OculusやVIVEなど各種ヘッドマウントディスプレイ(HMD)に対応しています。幅広いHMDデバイスでの利用が可能となり、利用環境に最適なVRシステムを提供できます。
▼幅広いネットワーク環境で動作
4G LTE、5G、5Gローカル、有線LAN、無線LANなど幅広いネットワーク環境で動作し柔軟かつ迅速な通信を実現できます。VPNや閉域網にも対応しセキュリティやプライバシーに配慮した通信も可能です。
▼各種カスタマイズ可能
カメラやレンズなどを含む設計の変更、ネットワーク回線の2重化などによる冗長性の確保、2D画像を用いたピクチャーインピクチャー(PIP)機能、センサーやCANバスによる信号の送受信、専用VPNサーバーの構築などが各種カスタマイズが可能です。エッジ端末向け小型省電力モデルは10Wで動作します。
▼約18000kmの長距離を160ms以下の低遅延で映像伝送
4K相当の3D VR180映像にて、約18000kmの距離で低遅延(160ms以下)でありながら安定した送受信を確認できました。この実証実験では、米国西部(北カリフォルニア)にサーバを構築し、東京都台東区から北カリフォルニアのサーバを経由して、再び東京都台東区で映像を受信しました。※詳細な検証結果は、以下の参考検証記事でご覧いただけます。
https://jouer.co.jp/18000km-ultra-low-latency-vr180/
ジュエ株式会社について
2012年設立した特殊撮影およびカメラ・レンズ専門企業のジュエ株式会社(所在地:東京都台東区、代表取締役:山崎友一朗)は、ドローン空撮、360度VR撮影、撮影関連機材の販売レンタル、カメラ関連機材メーカーの代理店事業を展開しています。社名の由来は、フランス語のJOUER(ジュエ=楽しむ・遊ぶ)から来ており、社会へ楽しいものを提案し続けるという企業理念に基づいて、ワクワクする商品やサービスを提供しています。
MONTE(モント)シリーズは、ジュエ株式会社のVRシステムに関するシリーズ名です。